前回に引き続き、おすすめ映画第2弾です。
「ブルーバレンタイン」

<あらすじ>
結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミッシェル・ウィリアムズ)夫妻。看護師として忙しく働くシンディに対し、夫のディーンの仕事は朝からビールを飲みながらペンキ塗り。夫にもっときちんとした仕事に就いて欲しいと思うシンディに対し、少しでも多くの時間を家族と過ごすことが大事というディーン。やがて、2人の溝は少しずつ深まっていく。
2人にもかつては幸せな日々があった。お互いに夢中で、毎日が輝いていたあの頃。
過去と現在が交錯しながら愛の終わりと誕生が重なり合う。
愛を知る誰もが経験のある、しかし誰も見たことのないラブストーリー。

本当にリアルな映画でした。
ラストに向かうにつれてどんどん胸が痛くなってきます。
思わず目を背けたくなるほどです。
繊細な心情表現には脱帽します。
監督・脚本を務めるデレク・シアンフランスはこの映画を撮るためになんと11年もの歳月を要したそうです。
11年って!!!
この映画が持つ繊細さはその丁寧な過程からきてるのかもしれません。
過去と現在の緻密な対比は映像だけではありません。
主役を務めた2人も役作りのために実際に3週間の同棲を行ったり、体重の増量を行ったのだとか。
本編を見てても2人の豹変ぶりにはびっくり。
7年という歳月を見事に体現してるんです。
恋人同士が結ばれてハッピーエンドの映画が多い中で
この映画はとことんリアルにこだわった愛の形を描いています。
そこには喜びに溢れた幸せも胸がおしつぶされるような苦しみも詰まっています。
本当の人生は、ハッピーエンドだけが全てだけじゃない。
この世に変わらないものなんてないんでしょうかね。
個人的にはエンドロールがとても気に入りました!

現在、ユナイテッドシネマで特別上映中です!
DVDもレンタルが開始されていますので興味のある方はぜひ!
恋人と見るのはあまりおすすめしませんが…笑
公式サイト http://www.b-valentine.com/
(ほだか)