
誰もが絶対に一度は手に取ったことがあるはずの、国語の教科書。
超有名どころの作品以外にも、「マイナーなんだけれど面白い話」が色々載っています。
(私はねじめ正一の「高円寺純情商店街」が好きでした)
そんな、教科書に載っている、佐藤雅彦氏のあとがきの言葉を借りれば
「(成長段階で)通過してほしい」小説を集めたアンソロジー。
1 とんかつ…………三浦哲朗
2 出口入口…………永井龍男
3 絵本………………松下竜一
4 ある夜……………広津和郎
5 少年の夏…………吉村 昭
6 形…………………菊池 寛
7 良識派……………安部公房
8 父の列車…………吉村 康
9 竹生島の老僧、
水練のこと………古今著聞集
10 蠅…………………横光利一
11 ベンチ……………リヒター
上田真而子 訳
12 雛…………………芥川龍之介
個人的オススメは「出口入口」「絵本」。
教科書に載っている→勉強しなくちゃいけないもの、と考えると
退屈でつまらなく思えてしまうものですが、
「勉強」という枠を取り外して改めて読んでみると
新しい発見があると思います。
*佐藤雅彦氏公式サイト内、紹介ページ
(美南アルファ)
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