2008年1月27日日曜日

「キサラギ」


まだレンタル開始直後で新作料金はちょっと財布に痛かったけど、
久々に邦画の「当たり」でした。

自殺したアイドル如月ミキの一周忌、
ファンサイトを通じた呼びかけで集まった如月ミキファンの5人。
主催者でありミキにずっと手紙を送っていた「家元」(小栗旬)。
少し神経質そうなところもある「オダ・ユージ」(ユースケ・サンタマリア)。
ミキへの想いなら負けない!という熱血な「スネーク」(小出恵介)。
片道六時間かけ、はるばる福島から出てきた「安男」(塚地武雅)。
ストーカーチックだったり、謎の多い「イチゴ娘」(香川照之)。

5人が顔を合わせ、ミキについて語っていくうちに
話はミキの死に向かうことになる。
「なぜ如月ミキは自殺したのか?」

徐々に明らかになる5人それぞれのミキにまつわる事情。
そしてそこから導き出された結論とは?

舞台はビルの一室の、いわゆる「密室劇」です。
5人の会話のやりとりだけで話が進んでいきます。
5人全員がきちんとキャラが立っていて、笑いと涙のバランスもいい感じ。
脚本家さんの力量を感じました。
ユースケ・サンタマリアの役名が「オダ・ユージ」で
「踊る大捜査線」名台詞もしっかり出てきたりするあたり、
脚本家さん、通の心をつかんでいるなぁという感じです(笑

ミステリ好きな人にもコメディ好きな人にもオススメです!

「キサラギ」公式サイト

(美南アルファ)

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